メンタリングと問題解決アプローチ

最近、よく聞くようになってきたメンタリング。

問題解決アプローチとしては、「カウンセリング」や「ティーチング」「コーチング」「コンサルティング」があるけど、これらと「メンタリング」について考えてみました。

 

それぞれの違いは、いろんな考え方があるようだけど、わたしがしっくりきているのはRabbitSpace長野佐友里さんの「コーチング、カウンセリング、コンサルティング、ティーチングの違い」というコラム。

https://rabbitspace.net/column/4533/

 

問題解決アプローチ(カウンセリング、ティーチング、コーチング、コンサルティング)を「過去」に向き合うか(マイナスからゼロへ)、「未来」へ向かうか(ゼロからプラスへ)の軸と、答えを「引き出す」と「提示する」の提供方法の軸で分類されています。この分類はとてもわかりやすい。

じゃあ、メンタリングって何?ということなんですが・・・・

メンタリングは、それらの問題解決アプローチを支える信頼関係を作るための対話の姿勢だと考えています。

 

一般的にメンター(支援する人)がメンティー(プロテジェ:支援される人)に対する支援全般の行動を「メンタリング」と呼んでいますが、最近では「メンターとメンティーの対話」が主流となってきていて、従来のコーチやカウンセラーとしてのメンターから、相互学習者としてのメンターへ変化してきています。

 

キャシー・E・クラム(Kathy.E.Kram)とダグラス・T・ホールとの共同研究から、キャリアを取り巻くコンテクスト(文脈)が従来の伝統的なものから変動的なものに変化したことで、メンタリング関係も変化していることを指摘しています。

 

時代の流れによって、メンターとメンティーとの関係や提供する部門、分析レベルが変化してきていることはとても興味深い指摘だと思います。

 

 

 

ミッションメンタリング®では、自分らしく輝くために3つのステップを提唱しています。

 

Step1:自分の宿命(才能のタネ、性格、気質)を知る

Step2:人生ミッション(自分軸)を確立する

Step3:自分軸を実践しながら環境を整える

 

このステップをそれぞれ問題解決アプローチで考えてみると

Step1→Step2:宿命を知って自分軸を確立する

・この段階では、マイナスからゼロにするためのカウンセリングと、やる氣を出してもらえるようなティーチングの支援が必要となります。

 

Step2→Step3:「自分軸」が確立した段階では、支援してやる氣を出してもらうのではなく、コーチングやコンサルティングで、さらなる高みに向かってその氣になってもらえるような応援が必要になってきます。

 

Stepに応じて「やる氣」から「その氣」になってもらえるような「支援」「応援」の使い分けが重要なポイントになると思います。このStep1からStep3の一連のながれを「充実体験」と呼び、自分らしく生きていくためのStepとなっています。この一連のStepをスムーズに進めるには信頼関係がとても大事で、その信頼関係を作る対話の姿勢がメンタリングです。これら一連のStepを「メンタリングプロセス」と呼ぶこともできます。メンタリングで互いに刺激し合いながら成長していくことが大切ですね。

 

【ミッションメンタリング協会】

https://mmp.or.jp/